国内では、毎日数多くの、そしていろいろなタイプの演劇が上演されています。
しかし、人気公演のチケットはなかなか手に入らず、多くは東京・大阪など主要都市で上演されるなど、体験できる人が限られてしまいます。
「演劇」というライブ空間で体験できる迫力や興奮、感動をもっともっと多くの人に知ってほしい!味わってほしい!!
そんな思いから、私たちは演劇の映像を映画館で上映する<ゲキ×シネ>をスタートさせました。
<ゲキ×シネ>は、「劇団☆新感線」の作品を上映しています。
壮大なストーリーに、笑いや涙、歌や踊りを散りばめ、本格的なアクションとスピード感あふれる殺陣、コンサートばりの照明・音響を駆使して彩られるエンターテインメント性満載のド派手な舞台は、幅広い観客層から熱狂的に支持をされており、演劇を体感するのにふさわしい人気作ばかり。
「劇場中継ってタイクツなんじゃない?」とお考えのかた。
<ゲキ×シネ>はきっとそんな考えを打ち崩すことになります。
何十台ものカメラワークを駆使して、画面いっぱいに広がる迫力の映像は、見る人を惹きつけ、映画館であることさえ忘れるほどの舞台の緊張感と臨場感を体感頂けます。
従来の劇場中継とは一線を画した、あたらしい映像体験でもあります。
スクリーンではじめてご覧になるかた。
舞台をご覧いただいたかた。
また、これまで演劇というエンターテイメントに馴染みが無かったかた。
演劇、映画というジャンルやカテゴリーを越えて─
新しい体験を創り出す<ゲキ×シネ>を、ぜひご体感ください!
ゲキ×シネスタッフ一同
ゲキ×シネならではの魅力
俳優の汗や涙、目線や細かい仕草など、普段はなかなか見る事ができない舞台ならではの【熱】を、ゲキ×シネはクローズアップで見ることができます。
また映画館の環境に合わせて再調整された、俳優の息遣いを感じるほどの繊細でクリアな音響はゲキ×シネの大きな魅力の一つ。
製作の過程では、これまでの演劇収録とは一線を画しています。
プリプロダクションで、綿密な撮影計画をおこないます。撮影は映画撮影で使用されるシネマカメラを20台前後使用。また、ポストプロダクションにおいては、映画製作レベルでの工程を採用。撮影された膨大な映像から多大な時間をかけて1本のゲキ×シネとして組み上げていきます。
さらに近年ではハリウッドで活躍している世界トップクラスのサウンドミキサーの手により、リレコーディングを行うなど、挑戦を続けています。
東京・大阪など首都圏で行われる「劇団☆新感線」の作品を、全国の映画館でご覧いただけます。お近くの映画館で、大迫力の映像エンターテインメントを体験して頂けます。
ゲキ×シネ映画祭選出&受賞歴
『修羅天魔〜髑髏城の七人 Season極』
◎2019年シッチェス国際映画祭「Noves Visions コンペティション部門」選出
『髑髏城の七人』Season月《下弦の月》
◎上海国際映画祭2019「International Panorama部門」選出
『髑髏城の七人』Season風
◎2018年シッチェス国際映画祭「Noves Visions コンペティション部門」選出
『乱鶯』
◎第29回東京国際映画祭(TIFF)「特別上映作品」選出
◎2017年上海国際映画祭「パノラマ部門」選出
◎2017年ダラス・アジアン映画祭「コンペティション部門」選出
◎2017年シッチェス国際映画祭「Noves Visions Plus(ある視点部門)」選出
『蒼の乱』
◎ヘルシンキ国際映画祭2015 選出
◎2015 autoaiD映画祭(台湾) オープニング作品に選出
『シレンとラギ』
◎2014LA Eiga Fest 選出
『髑髏城の七人』(2011版)
◎2014ダラス・アジアン映画祭「観客賞」受賞
劇団☆新感線とは
1980年11月、大阪芸術大学舞台芸術学科の四回生を中心にしたメンバー(こぐれ修、いのうえひでのり等)で、つかこうへい作品『熱海殺人事件』にて旗揚げ。
劇団名は、当時のメンバーが実家に帰省する際、新幹線を使っていたという安直な理由。つかこうへい作品のコピー劇団として人気爆発、関西学生演劇ブームの中心的存在となった。演劇のジャンルは、初期のつかこうへいの芝居のコピーから、オリジナル路線に変更、お笑い、ロック、活劇がふんだんに詰まったエンターテインメントを極めていく。
現在では、いのうえ歌舞伎シリーズ、新感線Rシリーズ、ネタものシリーズと、各シリーズに細分化されており、その独特の個性は“新感線イズム”として確立、劇団☆新感線はエンターテインメントの中のジャンルのひとつとして語られるまでに。俳優が出演したい劇団として定評があることから、毎作における豪華な客演の俳優陣も見どころのひとつ。